米軍ジャケットの金字塔――M-65フィールドジャケット。1965年に制式採用されて以来、アメリカ軍の戦闘服の象徴として、数十年にわたり世界中の兵士たちに愛用されたこのモデル。その完成されたデザインと機能美は、今なおファッション界でも高い評価を受けています。
本品は、M-65シリーズの中でも希少性の高い2ndモデル（セカンドモデル）。推定1967年〜71年の間のロットです。アルミ製ジッパーを採用しており、初期型ならではのディテールが随所に見られます。
胸元には「U.S. ARMY」テープと、ネームテープ「BRUCE」が縫い付けられており、当時実際に使用されていたことを物語るリアルなディテールも魅力のひとつ。「1st Theater Sustainment Command 」補給部隊のパッチが縫い付けられており、ベトナム戦争や米陸軍において補給任務についていた兵士が着用していたジャケットです。そのため比較的良い状態を保っています。余談ですがアメリカ陸軍ではパッチのデザインが移動式のトイレに似ていることで「Shit House」とスラングで呼ばれている部隊でもあります。しかしながら、戦場における重要な任務である補給を取り仕切っている部隊のため多くの兵士が助けられた部隊でもあります。
ウエストと裾にはドローコードを内蔵し、シルエットの調整が可能。ミリタリー特有の4ポケット構成、高めの襟に内蔵されたフード、そしてライナー装着用のボタン・ジップも完備。気候や状況に応じて柔軟に対応できる、まさに「完成されたフィールドジャケット」です。
サイズは「SMALL REGULAR」。現代のスタイリングにも自然に馴染み、無骨で洗練された雰囲気を演出してくれます。
全体としてコンディションは良好ですが、使用感や僅かな汚れが見られる箇所もあり、それこそが実物放出品ならではの味わい。一着一着に個性とストーリーが宿る、まさに**“語れる服”**です。
※中古品ですので返品はできません。ご了承ください。
サイズ：SMALL-REGULAR
サイズ（平置き）
・肩幅：48cm
・身幅：55cm
・着丈：79cm
・袖丈：64cm
